

札幌ペタンク協会会長 中村 寿司
「ペタンクへの誘い」
「ペタンク(pétanque)」は、南仏の「ラ・シオタ(La Ciotat)」という、マルセイユから少し地中海沿いに東に行った小さな港町が発祥の地と言われています(映画好きの方には、リュミエール(Lumière)兄弟が世界最初の映画作品(「ラ・シオタ駅への列車の到着(L’arrivée du train en Gare de la Ciotat)」)を撮影した場所としてお馴染みです)。
駅から少し急な坂道を上ると、この球戯が生まれたとされる小さな公園があり、分かれ道の案内標識が土地の方言(プロヴァンサル)とフランス語で「ピエ・タンケ ペタンク(pieds tanqués – pétanque)」と併記されているのに微笑させられます(意味は、いずれも「足を揃えて」という意味です。詳しくは、日本連盟の関連ページをご覧ください)。
我が国へは、映画監督の故伊丹十三さんが最初に「暇つぶし」として導入したとされています。撮影の合間に手持ち無沙汰にしているスタッフの手軽な「遊び」として紹介したのでしょう(伊丹十三著『ヨーロッパ退屈日記』)。
1910年(一説には1907年)が誕生年とされるこのフランス人好みの軽スポーツは、国内に約6,500のクラブを有し、サッカー、テニスに次ぐ人気を誇っています。各団体に総勢35万人のライセンス所有者が属し、多くのアマチュア愛好家を含め、日々、球戯に親しんでいます。(少し古いデータですが)世界には78か国、60万人のライセンス所有者がいるようです。
私達札幌ペタンク協会には、世界を目指す日本連盟指定の強化選手から、(私のように)仲間との楽しいゲームを何よりも優先する素人会員まで、さまざまな人々がいます。協会の中心的大会場である西区の「農試公園」や各クラブの練習会場に気楽に足を運び、「(耳慣れない)ペタンクとは一体何なのか?」実際に目で見て、使用する金属球(ブールboule)に触れてみてください。きっと、その簡単なルールとゲーム展開の奥深さに魅了されます。

札幌ペタンク協会について
名 称 札幌ペタンク協会 FEDERATION SAPPORO DE PETANQUE
役 員 (2024年1月改選及び2025年1月体制変更による)
会 長
副会長
監 事
監 事
理 事 事務局長
事務局次長
理 事 会計
理 事 審判部会長
理 事 普及指導部会長
理 事
中村 寿司
Nakamura Satoshi
沼田 昭宏
Numata Akihiro
柿崎 英男
Kakizaki Hideo
熊谷 雅代
Kumagai Masayo
中村 寿司
Nakamura Satoshi
北林 正行
Kitabayashi Masayuki
中村 寿司
Nakamura Satoshi
阿部 仁
Abe Hitoshi
山田 誠司
Yamada Seiji
髙橋 純一
Takahashi Jyunichi
ソレイユ
プラド
プラド